美容の知識をアップデート
美容の世界では話題性抜群の成分が次々に登場しますが、どこから手を付ければよいのでしょうか? 今回、私たちが雑音を取り除いて、ラグジュアリーで五つ星の優秀成分についての情報をお届けします。あなたの日常のお手入れに加える価値が十二分にあると私たちが判断したものだけを厳選しました。
アビシン
スーパーパワーを秘めた海藻

アビシンは海の奥深くからやってきた美容成分。ミネラル分が豊富な太平洋の深海、火山の噴出孔周辺で採取された藻類からできています。この自然由来の優れた成分が髪一本一本に活力を取り戻し、年齢を重ねた髪にも弾力を与えます。この効能はあらゆるタイプの髪質に有効です。
ケラスターゼのクロノロジスト 3ステップ リバイタライジング ルーティンにもアビシンが含まれており、髪のもつれを防いで潤い、輝き、若々しい弾力を髪にもたらします。洗練された香りも特徴的です。
ダイヤモンド
パワーに満ちた鉱物

「ダイヤモンドは女の子の親友」と言われてきましたが、その理由はひとつではありません。エイジングケアに関しても驚くべき力を秘めているのです。ダイヤモンドは、ダイヤモンドペプチドという形態で使用されていますが、細胞内のタンパク質と似た構造を持ち、ストレス、炎症、エイジングサインを修復・予防したり、細胞内のDNAを保護します。
おすすめのペプチド製品をひとつ挙げるとすれば、オモロヴィッツァのブルーダイヤモンドコンセントレイト。スーパーな力を秘めた微粒子が、エレガントでベルベットのような質感のセラムに包み込まれています。
ピオニー
植物界のマエストロ

淡いピンクの花にすっかり心を奪われているのに、肌にもいいなんて!肌をもっと明るくしたい人や、都会に暮らす人にぴったりなピオニーは、フリーラジカルや紫外線によるダメージから肌を守る抗酸化物質が豊富です。さらに、ピオニー抽出成分にはフェノール類が含まれており、抗菌作用と顕著な抗炎症作用で健やかな肌を総合的にサポートします。
シスレイヤ インテグラル ラ キュールにはピオニーが有用成分として含まれていますが、その他にも、ホワイトマリポーサ根エキスというハワイ原産の花からの植物エキスを配合。細胞にエネルギーを供給するミトコンドリアネットワークを強化し、傷の修復、色素沈着、肌の再生などに作用します。
スベリヒユ
グリーンのクイーン

スベリヒユは葉野菜の一種で、古くから薬用にも利用されてきました。オメガ脂肪酸をはじめとする肌によい栄養成分が豊富で、抗炎症作用を持つ優れた抗酸化物質として、肌の滋養と鎮静をどちらも実現。食用としても健康によい成分が豊富ですが、スキンケア製品として取り入れることでそのスーパーパワーが本当の意味で発揮されます。
抗炎症に対する確固とした哲学を持つことで知られているドイツの美容皮膚科医、バーバラ・シュトゥルム医師のブランド、Dr Barbara Sturm(ドクター バーバラ シュトゥルム)もこの成分の愛用者です。フェイスクリーム、クレンザー、ヒアルロン酸セラムなど、すべての製品に採用されています。
ピテラ™
酒造りをヒントに生まれた肌のヒーロー

スキンケアのパワフルな成分を探求していたSK-IIの研究者が偶然出会ったのが、日本酒の酒蔵で働く年配の杜氏の手。半分の年齢に見えるほど若々しい手肌の秘訣が研究とピテラ™の発見につながります。発酵代謝液であるピテラ™は、肌のバリア機能を守り、潤いあふれる肌へと導くその効能で、美容愛好家から愛される成分になりました。
ラグジュアリーなこの成分はSK-II独自のもの。SK-IIのフェイシャルトリートメントエッセンスに90%配合されています。手のひらに取り出したエッセンスを、洗顔後の清潔な肌に優しく押さえるようになじませることで、質感、弾力、ハリ、潤いなどを備えた肌へと導きます。
TFC8®
ラボから生まれたスーパースター

TFC8とは「トリガーファクターコンプレックス」の略で、再生医学で世界をリードする科学者、ライプツィヒ大学のアウグスティヌス・バデール教授が開発した成分。バデール教授には人間の肉体が最も優れた機構であるという持論があり、TFC8の複合成分に含まれている栄養成分とトリガー成分により、エピジェネティックスな自然の要因に働きかけることで、肌が自らを修復するように導き、状態を改善するように振る舞うといいます。
TFC8は、教授の名を冠したブランド「アウグスティヌス バデール」を代表する人気製品、クリームとリッチクリームに含まれています。この2つの製品は有名人や美容の専門家がこぞって愛用し始めたため、瞬く間にカルト的人気を博しました。それだけに留まらず、ラグジュアリーなテクスチャーで、誰もが日常の美容に自然に取り入れられるはずです。