各地の流行で唇を彩る
つけた瞬間に美しさと自信を与えてくれるリップスティックは、世界中の女性に最も愛されてきた究極のメイクアップアイテムと言えます。女性がリップスティックを愛する心は世界共通ですが、色合いや仕上がりの好みも同じでしょうか?この疑問に答えるべく、7月29日のインターナショナル リップスティック デーにちなんで、世界中のDFSスタッフとメイクアップアーティストに、それぞれの国や都市で最も流行っているカラーや商品を教えてもらいました。
素の唇に近い仕上がりから大胆なリップメイクまで、さまざまなトレンドをご紹介します。

「LAでは、マスクをはずしてリップスティックでおしゃれを楽しむ人が増えています。高発色なものとリップティントの両方が注目されていますね。ショーのモデルや街中の人を見ても流行っているのがわかりますし、私のメイクポーチにも入っています。はっきりした発色がポイントですが、決まったカラーというのはありません。オレンジがかったコーラルから90年代スタイルの深みのあるブラウンまで、さまざまな色が人気です。」

「オーストラリアでは、ふっくらとした唇がトレンドなので、艶やかでジューシーな口もとを演出する商品が注目されています。カラーは、ピーチピンクなどのナチュラルなものが人気です。今こちらは冬なので、唇の乾燥やひび割れに注意する必要があります。私はハンドバッグの中に、艶が出て軽く色づく高保湿のリップクリームをいつも2、3種類入れていますよ。」
— Jenny Huang、ビューティーアドバイザー(オーストラリア、シドニー)

「2022年は艶やかなリップスティックの年です。パンデミックによるこの2年間の暗闇から抜け出し、マスクの奥に隠された笑顔を取り戻したいという願いを込めて、自由、さわやかさ、軽やかさ、美しさを表現します。イタリアでは、ツヤ感のあるリップが本格的なトレンドになっています。ヌードカラーから大胆な赤まで、毎日さまざまな色合いを楽しんで、自分らしい美しさを表現しています。」
— Mariglena Peci、セールスアソシエイト(イタリア、ベネチア)

「大胆な赤いリップスティックからは、自信や力強さが感じられます。フランスの人は何もつけないヌーディーなルックも好きなので、常にリップスティックをつけるわけではありませんが、特別なシーンには鮮烈な赤を纏うのが定番です。私はマットに仕上がる青み系の赤のリップスティックが好きです。ブルーベースは歯を白く見せてくれるからです。」
— Annabelle Lafer、ビューティーチームリーダー(フランス、パリ)

「ニュージーランドの人は透け感のない高発色のリップスティックよりも、柔和なピンクといった、光沢があって万人受けする淡い色合いを選ぶ傾向があるように思います。個人的には、落ちにくいけれどベタつかないものが好みです。」
— Anna Tao、ティファニーセールスアソシエイト(ニュージーランド、オークランド)
「香港では人気のカラーは限られています。エネルギーを感じる美しい赤やピンクが不動の人気です。唇に密着して色落ちしにくい、リキッドタイプのリップカラーも増えてきましたね。剥がれたり割れたりしない、軽くて着け心地がいい商品も出ています。爽やかな天気の日には、マットなリップスティックをつけると少し重く感じられるので、こちらの方が好まれます。」
— Jayme Fu、メイクアップアーティスト(香港)
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