パステルの着こなしのDos & Don'ts
パステルカラーがふたたびあらゆるシーンに登場。ベビーブルー、ソフトティール、バターイエローなどの淡い色調が、ラフ シモンズ、ステラ マッカートニー、ロエベなどのランウェイを席巻しました。パステルカラーは、これまでは常に女らしく繊細な雰囲気で提案されてきましたが、巧みなスタイリングで先鋭的かつシックに見せることもできるのです。ランウェイに目を向けて、ファッションのプロから、パステルのルールについてすべてを学びましょう。
DO…
自分に合うパステルを選ぶ
パステルカラーはそれぞれ、合う肌のアンダートーンが異なります。アンダートーンがクールなら、ラベンダー、ベビーブルー、ペールピンクといったクールな色合いのパステルを探しましょう。アンダートーンが温かい色調ならなら、ピーチ、ミントグリーン、コーラルのようなバターイエローベースのパステルが最もすてきに見えます。
肌のアンダートーンに必ずしもマッチしない特別な色が好きな場合は、対策があります。アクセサリーです!フルラのミントグリーンの「メトロポリス ミニ クロスボディバッグ」やマーク ジェイコブスのクォーツピンクの「ザ J マーク ショルダーバッグ ミニ」で、繊細なポップカラーをアクセントとして加えれば、何の制約もなく自由に自分を表現できます。今シーズンは、心の求めるままに色を選んで、街をパステル色に染めましょう!
ベースにニュートラルカラーを用いる
パステルカラーを着たいけれど、どこから始めたらよいのかわからないという場合、最も取り入れやすい方法の一つが、ホワイト、ベージュ、グレーなどのニュートラルカラーとの組み合わせです。これら2種類のカラーの魔法によってソフトでさりげないルックができあがり、パステルを繊細な表情で着こなせます。ニュートラルカラーのクラシックなバレエシューズをパステルの服に合わせましょう。 フェラガモのヴァラ・リボンの付いた「ヴァリナ」や「バレリーナシューズ」はカーキやヌードカラーなので、パステルカラーをみごとに補います。そのうえ履き心地が最高で活用範囲も広いため、まさにあらゆるクローゼットの必須ワードローブです。
入念にスタイリングしたパステルの着こなしで出かける準備をしたものの、外は少し肌寒い?では仕上げにバーバリーの「ロング ケンジントン ヘリテージトレンチコート」を加えてください。スリムシルエットでヴィンテージ風のディテールを施した、アーカイブからヒントを得たスタイルで、バーバリーを象徴するコットンギャバジン製です。ゴージャスなハニーカラーが、パステルの服を美しく引き立てます。
ミックス&マッチ
思い切ってパステルカラーを組み合わせ、いっそう洗練された統一感のある着こなしを完成しましょう!大まかなルールは使う色を2色に抑えること。一つはバルマンのフルコーディネートで決める方法です。ストラップ付きツイードクロップドトップスとおそろいのボタン付きツイードスカートを組み合わせます。タイトシルエットでハイウエストのスカートは、ライラック単色のエレガントなチェック柄ツイードが遊び心を添え、穏やかな日曜日に街を散策するのにぴったり。仕上げにはジミー・チュウの「Bing 65」デニムミュールの一足をプラス。ベビーブルーがライラックと美しくマッチします。クリスタルの飾りが太陽の光のもとで輝き、まさにデザートの上にのったチェリーのよう!
Don'ts…
テクスチャーにも気を付けて
パステルカラーを着る場合は、テクスチャーにも同じように気を配ることが大切です。さまざまなテクスチャーを用いると、間違いなく、考え抜かれたスタイリッシュな着こなしに見えます。全アイテムが同じ色の場合は、どのようなテクスチャーを合わせても決まります。パープル好きなら、ジミーチュウのパステルパープルの「Saeda Sandal 100」が必見。官能的なシースルーのPVCによって、繊細な色に軽やかな遊び心が添えられています。パステルのワードローブに加えるもう一つの優れたアイテムとしては、バイ ファーの「カロ エンボスト パテントレザー ショルダーバッグ」が挙げられます。デザインは普通のバゲットシルエットではなく、遊び心を感じさせるダイヤモンドシェイプ。ハイグロス仕上げのパテントレザー製で、斜めに傾いたブランドロゴのBFが、バッグ全体にあしらわれています。テクスチャーと素材のミックス&マッチをクールなラベンダー1色でまとめるのは、巧みなスタイリングスキルを見せつける一つの方法です。