味覚を満足させて、ごちそうをお土産に

食目当てのあらゆるデスティネーションと同様、沖縄の料理は、現地の最高の伝統食材に、地域的な影響や、国際色豊かな現代風のひねりが加わったものです。

サトウキビは沖縄諸島を代表する作物の1つで、これを原料に作られる主な製品に、ほろろと崩れ、風味豊かなブラウンシュガーがあります。地元では黒糖と呼ばれます。サトウキビの搾り汁をゆっくりと煮詰めて作られる沖縄の黒糖は、西欧諸国で一般的な白いグラニュー糖よりもはるかに少ない工程で作られます。沖縄のいくつかの島で黒糖が生産されています。島ごとに岩盤、土壌、水、天候などが異なり、それぞれ特有の生育環境の中で、ワインやコーヒーと同様、黒糖にも各地域独自の味わいが備わります。特定の産地の黒糖を購入することもできますし、八島黒糖を購入すれば、沖縄県内から選りすぐられた8つの島の黒糖を味わうことができます。

砂糖を材料として、人気の高いさまざまなお菓子が製造されています。甘党のお友だちへのお土産にすれば、きっと喜んでもらえるはずです。中でも、謝花きっぱん店 が有名です。渋みある冬瓜を風味あるおいしいお菓子に生まれ変わらせた「冬瓜漬」は、緑茶やデザートワインと一緒にお楽しみいただけます。またサトウキビはラム酒の製造にも使用されていますが、沖縄で最も人気のあるお酒は泡盛です。酒米を醸造して作られる日本酒（サケ）とは異なり、泡盛は長粒のタイ米と黒麹菌を使用した蒸留製品です。泡盛は、木製の樽ではなく、伝統的な土甕で熟成されます。土甕の多くは地下に広がる涼しい鍾乳洞に保管されます。泡盛のアルコール度数はウイスキーと同様ですので、一般に水と氷で割って飲まれます。たくさんの蒸留所があり、それぞれが独自のスタイルを生み出しています。おすすめは瑞泉の「碧-blue-」です。この蒸留所では、発酵課程で深海水を使用し、蒸留過程で塩を除去して、独特の香りと風味を生み出しています。

サツマイモもまた、沖縄の伝統的な食生活に欠かせないものです。米が手に入らなかった時代に、労働者階級の人々はサツマイモのでんぷんをエネルギー源としていました。現在では、紅イモがアイスクリームのフレーバーとして人気です。紅イモは、数々の受賞歴を誇る御菓子御殿の紅いもタルト の原材料でもあります。おそらく紅いもタルトは、日本の国内旅行者が沖縄土産として、家族や同僚のために持ち帰る最も有名なお土産です。

35コーヒー は、コーヒーの焙煎と海洋保全のコンセプトを結びつけた沖縄ならではのコーヒーブランドです。35は、日本語のサンゴを意味します。風化サンゴを使用して、じっくりとコーヒー生豆を焙煎し、マイルドで味わい深いコーヒーを提供しています。35コーヒーでは、特別な許可を取得して、風化サンゴ（死んだサンゴ）を入手し、その利益の一部を沖縄のサンゴ礁の保護と再生のために提供しています。お土産に最適なお菓子に、ちんすこう があります。沖縄で人気のショートブレッドのようなお菓子で、いくつかのフレーバーがあります。手軽に小腹を満たしたいときは、ジャスミンティーやターメリックティーと組み合わせてみるのも良いでしょう。偶然にも沖縄では、さんぴん茶 と呼ばれる沖縄独自のジャスミンティーも作られています。旧琉球王国と中国とのつながりを示す絶好の例とも言えるこのお茶は、一般的に軽く発酵させてあり香りがよく、一日のどんな時間に飲んでも申し分ないリフレッシュメントとなります。

ブルーシールアイスクリームは、沖縄の人たちの大のお気に入りです。「アメリカ生まれ、沖縄育ちの」ブルーシールは、アメリカンなソフトクリームに沖縄ならではのフレーバーを合わせたアイスクリームです。紅イモのソフトクリームや沖縄の柑橘類シークヮーサーのシャーベット、人気の高い塩ちんすこうのアイスクリームなどをぜひお試しください。本島に数多くの店舗があります。また地元のコンビニエンスストアでも購入できます。

そして言うまでもなく、DFS 沖縄 那覇店なら、他にもさまざまなおいしいお土産をご購入いただけます。